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UX/UIデザイン

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ゆめみのUX/UIデザインについてまとめています。
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#UXデザイン

デザインブランドをつくるためのビジョンアートワークショップ - ゆめみのデザインブランドをつくる

三ヶ月ほど前になりますが、2023年2月25日にゆめみのデザイナーたちでデザインブランドをつくるためのワークショップを行いました。 このnoteでは、ゆめみがなぜデザインブランドをつくるのか、それをどのように進め、何をつくりあげたのかについて、ワークショップを中心にして書いてみます。 ゆめみのデザインブランドをつくるということここ数年デザインカンファレンスでトップスポンサーとしての協賛や登壇を重ねて、デザイン領域での認知度を高めているゆめみではありますが、「ゆめみのデザイン

素人がゼロからゲームを作る力が欲しいか…?

ゲームは好きですか? 作ってみたいと思ったことはありませんか? でも作り方がわからなくて泣いたことはありませんか? ここでは何度か書いていますが、私は前職でテレビゲーム開発に携わっておりました。業界から離れた今もゲーム好きの魂死なず。たまにゲーム制作が恋しくなります。 すると先日、勤めている株式会社ゆめみのインターンシップでノベルティ制作に携わる機会が!「お前の趣味だろ」と陰口を叩かれながらも、ちょっとしたカードゲームを作って配布しました。 テレビゲームもいいですがボド

「UIの良さ」ってのはユーザビリティだけじゃないんだよ〜UNDERTALEのUI

UNDERTALE(アンダーテール)とは、「知る人ぞ知る」と言うにしてはあまりにも有名になりすぎたインディーゲームです。2015年にPC向けに開発され、現在はSteam、XBOX、PSVITA、PS4、Nintendo Switch…と、多くのプラットフォームで遊ぶことができます。 ほぼToby Fox氏個人で開発した作品でありながら、各メディアのGOTY(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)に多数ノミネートされており、「メタルギアやマリオが出てくる受賞ランキングに個人開発ゲームが入

ゲームのUXデザインってなんなのか本気で考えた

ゲーム制作に携わっている、悩めるUIデザイナー・UXデザイナーへ。 その気持ちわかります。 「ゲームのUXデザインって一体なんなの?」 この記事の登場人物 ■悩めるゲームUIデザイナーの話 最初に少し私の話をします。 アンジェリカという名前はゲーム用に使っているハンドルネームで、ミドルネームでもなんでもない偽名です。緑あふれる北海道で生まれました。 しかし緑には興味がなくポケモンに夢中になり、チャリのカゴにN64のコントローラーを入れて友達の家にダッシュして過ごしま

デザインとアートの境界線ってあるの?という問いと、UXデザインと呼ばれるものについての考察

※前提として、美術系の大学卒でもない、視覚デザインを学んだわけでもない、社会学部卒の筆者による考察であることをご留意ください。 アートとは、デザインとはこれらの言葉の、普遍的・明確・端的な定義は聞いたことがありません。 デザインにも広義のデザイン、狭義のデザイン、などという言い方がなされたり、組織デザイン、関係性デザインといったり、アートといったり美術といったり、使い手によって場面によって様々な意味が付加されます。 デザインの歴史的には、現代アートの始まりと言われるデュシ

SVO構文で考えるOOUI

業界内でも弊社内でも一大旋風を巻き起こしている「OOUI」。 ソフトウェアのUIモデリング手法として自身も経験してみて、DB設計との親和性やプロジェクト全体のスピードアップなどメリットがあり、欠かせないものという理解になりました。 しかし、プロジェクトの性質によっては、もう一段のレイヤーが必要かな?と思うことがあったので、整理のためにnoteを記述してみます。 具体的には、主にtoBやtoEの業務ソフトウェアのUI開発においては、オブジェクトの抽出とスコープ定義に関して

【資格取得】HCD-Net認定人間中心設計スペシャリストへの挑戦(応募〜認定編)

2019年度の人間中心設計(HCD)専門家認定試験の応募要領は11/20に公開されました。また、11/25に、応募予定者向けの2019年度「受験者説明会」が行なわれたので、そちらに参加しました。 内容は、ビデオがWeb上でも公開されているため、ご参考になさってください。 応募に必要なもの■受験資格 以下の通りになります。後述しますが、プロジェクト記述書に経験を記載する箇所があるので、虚偽記載はできないものと考えてください。 人間中心設計専門家(認定HCD専門家) ・ユーザ

あなたが上るのは、階段か、エスカレーターか。

スウェーデンと、フォルクスワーゲンがCSRとして取り組んだ事例 『ファンセオリー:階段』 あなたは、どちらを選ぶだろうか? 人は「エスカレーター」と「階段」が併設していたら、ほとんどが「エスカレーター」を選択するだろう。なぜなら、便利だから。 それにより、エスカレーターは渋滞するし、歩かないので不健康になる。現代社会にありがちな、大きな課題である。 その課題解決として、フォルクスワーゲンは、ストックホルムにあるODENPLAN駅の階段にピアノ鍵盤を埋め込んだら、どうな