マガジンのカバー画像

UX/UIデザイン

158
ゆめみのUX/UIデザインについてまとめています。
運営しているクリエイター

#デザインメモ

デザインブランドをつくるためのビジョンアートワークショップ - ゆめみのデザインブランドをつくる

三ヶ月ほど前になりますが、2023年2月25日にゆめみのデザイナーたちでデザインブランドをつくるためのワークショップを行いました。 このnoteでは、ゆめみがなぜデザインブランドをつくるのか、それをどのように進め、何をつくりあげたのかについて、ワークショップを中心にして書いてみます。 ゆめみのデザインブランドをつくるということここ数年デザインカンファレンスでトップスポンサーとしての協賛や登壇を重ねて、デザイン領域での認知度を高めているゆめみではありますが、「ゆめみのデザイン

2019年度の人間中心設計スペシャリスト(第7期)の認定試験に合格しました。

この度、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(以下「HCD-Net」)が提供する認定制度において「HCD-Net認定人間中心設計スペシャリスト」として無事に合格することができました。 こちらの記事では、本認定試験の受験に関する情報や個人的な体験談についてまとめていきたいと思います。 HCD-Netの認定制度とは?HCD-Netが提供しているこの認定制度は、2009年から人間中心設計に関して一定水準の能力を有すると認められる人材に対して専門家またはスペシャリストとして認

人間中心設計(Human Centered Design)について

この度、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(以下「HCD-Net」)が提供する認定制度において「HCD-Net認定人間中心設計スペシャリスト」として無事に合格することができました。 こちらの記事では、今回の受験を通じて人間中心設計について考えたことや発見したことについて整理していきます。 人間中心設計(Human Centered Design)とは?そもそも人間中心設計(Human Centered Design、以下「HCD」)とは何なのかというところから始めた

デザインという営みの本質を探る 2

デザインという営みの本質を探る 1 あれほどデザインについてあれこれ考えたのにも関わらず、図らずも例の如く「デザインとはなんだろう?」という問答を重ねている。このままひたすらに探索を続けた先には、明確な答えはあるのだろうか?もしもそんなものが、突如として眼前に姿を現したとしたら、私は一体何を感じるのだろうか。 ブラックボックスの再構築数週間前に最近CMUを卒業したカナダ人の元同僚と話す機会があった。彼のAppleでの夏季インターンシップの体験談、彼が現在研究を進めている新

デザインという営みの本質を探る 1

デザインという営みの本質はどこにあるのだろうか? よくその意味について考えている。 というのも、一般的に「デザイン」と呼ばれているものが、資本主義社会の「過処分注意力搾取促進デバイス」としてUXという名の下に、その部分だけの適在性を過大評価・利用されていること違和感を覚えたからかも知れない。おそらく私は、個人的に理解しているデザインの営みそのものの本質から乖離したところで、資本主義的な目的の聞こえをよくするためのユーフェ二ズムとして「デザイン」という言葉が使われている

物語の道具性とデザイン

ここしばらく「枠組み」としてのデザインとその枠に当てはめられる「情報(コンテンツ)」との関係性にとても興味があって、分野を問わず様々な書籍や投稿を読み漁っていた。また、ツイッター上でも色々と思案した内容を、つらつらと書き出してみては、その面白さに関して自己反復的に振り返っていた。 結局のところ、未だにある一つの体系としてデザインの骨格を適切に表現する言葉を紡ぐことはできていないけれど、ある形式が、自分がこれまで読み漁ってきた知識の不連続を連続させてくれるメディウムとして機能

何のデザイナーか?

この間自分の人生を振り返った記事の中で、以下のようなことを書いた。 1. それは、自分または誰かにとって価値がある / 意味がある / 愉しいか? Is it valuable / meaningful / delightful for me or somebody else? 2. その与えられた形式は、その文脈において適切か? Is its form in a harmonious relationship with a context in which it is