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UX/UIデザイン

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ゆめみのUX/UIデザインについてまとめています。
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#デザイン思考

デザインブランドをつくるためのビジョンアートワークショップ - ゆめみのデザインブランドをつくる

三ヶ月ほど前になりますが、2023年2月25日にゆめみのデザイナーたちでデザインブランドをつくるためのワークショップを行いました。 このnoteでは、ゆめみがなぜデザインブランドをつくるのか、それをどのように進め、何をつくりあげたのかについて、ワークショップを中心にして書いてみます。 ゆめみのデザインブランドをつくるということここ数年デザインカンファレンスでトップスポンサーとしての協賛や登壇を重ねて、デザイン領域での認知度を高めているゆめみではありますが、「ゆめみのデザイン

デザイン思考について

この記事はOIC ITCreate Club Advent Calendar 2020 12/12の記事です。 はじめに最近デザイン思考についての本(HELLO,DESIGN 日本人とデザイン)を読んだのでデザイン思考についてまとめてみようと思い記事を書きました。この本はとても良かったので一読することをおすすめします。 デザイン思考とは皆さんは「デザイン思考」と聞いて何を想像するでしょうか? 「デザイン」も「思考」もどちらも馴染みある言葉で、私自身も「デザイン」はよく口に

ゆめみで実践するサービスデザイン:文献レビュー編

「サービスデザイン」という言葉を最近よく耳にするという方は、多いのではないでしょうか?サービスデザイナーが実際にどのような仕事をしているのかと気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 私は、株式会社ゆめみでサービスデザイナーとして、社内とクライアントの両方に対して、その哲学や方法論を活用して日々業務に取り組んでいます。今回は、ゆめみで実践しているサービスデザインについて、自分の振り返りも織り交ぜながら書いていきたいと思っています。 この記事では、まずサービスや

「理想のわたしたち」になるためのデザイン・シンキング(5)

このnoteについて課題とは、現状と理想とのギャップであり、 課題を正しく捉えるためには「理想の状態」を見つけることが必要、 そのアプローチとして、デザイン・シンキングが有効と述べてきました。 今回は最後の5回めとして、デザイン・シンキングの5つのモードのうちPROTOTYPEとTESTについて書きます。「理想の状態発見」よりも、発見したものが本当にユーザーにミートしているかの確認の意味合いのモードとなります。 PROTOTYPE 最終的な解決策に近づく質問に答えるために

「理想のわたしたち」になるためのデザイン・シンキング(4)

このnoteについて 課題とは、現状と理想とのギャップであり、 課題を正しく捉えるためには「理想の状態」を見つけることが必要、 そのアプローチとして、デザイン・シンキングが有効と述べてきました。 今回は4回めとして、デザイン・シンキングの5つのモードのうちIDEATEについて、何を、どのように進めるのか?を書きます。 IDEATEのモードですることは Ideateとは創造と訳されます。共感し、問題定義したものに対し、解決策を創造していくモードとなります。それは精神的にコ

「人間中心設計」と「デザイン思考」と「サービスデザイン」の関係

「人間中心設計」と「デザイン思考」と「サービスデザイン」という用語は、様々な文脈で、その時々で意味をあいまいにして使われます。 その理由は、プロセス・思考法として向き合い方が似ていたり、取り扱う手技法がオーバーラップしていることにあるかもしれません。 そこで、関係を説明してみることにしました。 0.個人的理解サービスデザイナーとして、私は提案書でこのように説明しています。 プロジェクトデザインプロセス プロセス・進め方の企画と体系       :人間中心設計(HCD)  

デザインという営みの本質を探る 2

デザインという営みの本質を探る 1 あれほどデザインについてあれこれ考えたのにも関わらず、図らずも例の如く「デザインとはなんだろう?」という問答を重ねている。このままひたすらに探索を続けた先には、明確な答えはあるのだろうか?もしもそんなものが、突如として眼前に姿を現したとしたら、私は一体何を感じるのだろうか。 ブラックボックスの再構築数週間前に最近CMUを卒業したカナダ人の元同僚と話す機会があった。彼のAppleでの夏季インターンシップの体験談、彼が現在研究を進めている新

デザインという営みの本質を探る 1

デザインという営みの本質はどこにあるのだろうか? よくその意味について考えている。 というのも、一般的に「デザイン」と呼ばれているものが、資本主義社会の「過処分注意力搾取促進デバイス」としてUXという名の下に、その部分だけの適在性を過大評価・利用されていること違和感を覚えたからかも知れない。おそらく私は、個人的に理解しているデザインの営みそのものの本質から乖離したところで、資本主義的な目的の聞こえをよくするためのユーフェ二ズムとして「デザイン」という言葉が使われている