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【登壇レポ】Qiita Qiita Conference2022 「コーポレートエンジニアが作る働きやすい組織」by ゆめみ★ふわせぐ
テニスが庭球!はい!ギュンばんわ!
ゆめみ広報担当の福太郎(@fukutaro_yumemi)です!
ソフトウェア開発に関わる人々の新たなきっかけを生み出す場として、2022年6月23日に開催された「Qiita Conference2022」に、ゆめみの愛されエンジニア★ふわせぐが登壇しました!
おかげさまで社内外から高評価をいただけたので、そのレポートをお届けします(^^)
登壇者プロフィール
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株式会社ゆめみ コーポレートエンジニア
長崎県長崎市出身。静岡大学情報学部に進学後、学部3年生の時に結婚、第一子を授かり現在は2歳男児の父。大学では画像処理アルゴリズムを用いたVideo Inpaintingの研究に従事。株式会社ゆめみに初のフルサイクルエンジニアとして新卒入社し、コーポレートエンジニアリングチームで社内サービスの要件定義・設計・実装・リリース・保守・ヒアリング・窓口対応など全ての工程を担当。中学生の時に初めて十進BASICと出会ったのがエンジニア人生の始まり。
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では、はじまりはじまり~(^^)
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コーポレートエンジニアという言葉をご存知でしょうか?
一昔前までは全然知名度が無い職種でしたが、やれDX化だのやれ内製化だのと言われている昨今では徐々に需要が高まっている今アツい職種です。
コーポレートエンジニアは社内の業務の効率化を目的として、内製システムを開発・運用するエンジニアですので、どちらかというと自社開発に近い働き方をしますが、クライアントワークが主な仕事である弊社ゆめみにも、実はコーポレートエンジニアがいます。
本セッションでは、内製化支援を行う株式会社ゆめみのコーポレートエンジニアの日頃の実態、そして皆さんが気になるコーポレートエンジニアの謎に迫ります!
コーポレートエンジニアになることの魅力や楽しさなども含め30分たっぷりお話します!
働きやすい組織とは?
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「これって、エンジニアリングで解決できる?」
待遇がいい→システムではどうにもならない
社内の風通しがいい→Slackなどコミュニケーションツールを活用してなにかできるかも?
福利厚生や補償が充実→なにかサービス提供はできるかも?
適宜自動化→技術屋の出番!
ゆめみは、下3つ全部やってます!
なぜなら、コーポレートエンジニアがいたからです!
コーポレートエンジニアの役割
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コーポレートエンジニア=組織の問題解決のためのシステムを内製運用するエンジニアです。
情報システムとの違いは、「作ること」に特化したチームです。
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ゆめみの場合は、コーポレートエンジニアは、PCのセットアップやネットワークの管理などは行いません。
WebアプリやSlack botの開発やAPIなどのSaaS連携は活用します。社内のことをなんでもやるわけではないのです。
株式会社ゆめみという組織
ゆめみが設立したのは2000年で、もう20年以上も続いてる企業です。
従業員は約300人、事業内容はインターネットサービスの企画/開発/制作/運用支援をしています。
ゆめみは自社開発企業ではなく内製化支援事業です。
ゆめみはおもしろい制度があるとTwitterでも言われているのですが、たとえば「全員CEO」「給与自己決定」「有給取り放題」など、面白い制度があるなというのが外から見たゆめみのイメージだと思います。
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一方で、中から見たゆめみらしさはこんな感じです↓
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その中でも、この3つをご紹介していきます。
フルリモート/フルフレックス
OJTチャンネル
委員会
なぜなら、コーポレートエンジニアを説明する上で都合がいいからです。
まず、コロナをきっかけにフルリモート/フルフレックスが標準になりました。
「コアタイムなし」「欠勤控除なし」はゆめみらしい取り組みです。
フルタイムと同じ成果を出せば、所定労働時間を下回ってもフルタイムと同様の賃金が支給されます。
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OJTチャンネル=個人のチャンネルが与えられて、日々の学びやプライベートなことをつぶやきます。
例えば「子供から折り紙の発注を受けました」というプライベートなことから「こんな記事がありました」というようなことまで様々です。
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最後に、ゆめみは組織の構造が特殊でして、マネジメントする役職がありません。
フラットなので、社員全員が分散して決定しています。
業務改善・技術改善・ブランディングなどを目的として、各委員会に原則として全社員が所属することになっています。
具体的には「毎週勉強会を主催」「アルバイトやインターンの受入体制を整える」などがあります。
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コーポレートエンジニアが作った働きやすさ
楽しいところをたくさんお話ししたのですが、逆にゆめみらしさが生む課題もあります。
コミュニケーションの課題・・対面で仲間に合ったことがない=心理的安全性が下がる
勤怠管理の課題・・所属するチームのSlackチャンネルが複数=勤怠報告がめんどくさい、誰が稼働中かわかり辛い
稼働管理の課題・・職種の種類が多い、勤務時間が様々=管理が大変
それらを解決するためにつくったツールを課題ごとにご紹介します!
①フルリモート上のコミュニケーション課題を解決
ピアボーナスサービス「Feedit」や、自己開示ツール「チェックインbot」を開発しました。
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ピアボーナスサービス「Feedit」は感謝やフィードバックを送ると、相手のOJTチャンネルに投稿され社内ポイントが付与される仕組みです。
Amazonギフトに交換され、毎月7,000ポイントくらい稼いでいる方もいます。
社員同士で感謝が生まれることで、存在意義や価値を感じられたり、組織の生産性向上させる、心理的安全性が改善されるなどの効果があります。
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自己開示ツール「チェックインbot」は、毎朝「チェックイン?」とつぶやくとBotが起動し簡単な質問を問いかけてきます。
それに答えると社内ポイントがもらえ額はランダムになっていてくじ引きのような遊び心もあります。
OJTでの自己開示の機会を創出する、感情の吐露をすることでメタ認知力を向上させる、毎朝始業の儀式とすることで脳の切り替えができるなどの効果があります。
②勤怠管理の課題
勤怠管理API「Cheke」を開発しました。
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Slackの勤怠チャンネルを複数登録しておくと、一斉に勤怠連絡ができます。ユーザー名やチャンネルで絞り込めば、誰が休みで誰が勤務しているのかが一目でわかるようになりました。
③稼働管理の課題
稼働管理システム「Guild」を開発しました。
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チームメンバーのアサイン状況や案件ごとの職位/職種でアサイン状況を可視化することで、稼働率がわかります。
ふりかえりや分析に役立ちます。
コーポレートエンジニアチームがもたらしたモノ
福利厚生ポイントサービス
コミュニケーション/自己開示機会
勤怠報告の自動化/確認の簡易化
工数管理の簡易化
でも、これは自己満ですよね。
実際、はたらきやすくなったのか?
気になったので、社内にアンケートを取ってみました。
組織に良い影響を与えているか?→与えているが大多数
いまのゆめみという組織に合っているか?→合っているが大多数
働きやすくなっているか?→なっているが大多数
既存のSaaSを導入に置き換え可能か?→可能ではないが大多数
総合的には満足度が高そうです。
「楽しい」「便利さ」を感じている人が多かったです。
既存SaaSでは置き換えられない価値提供までできているんじゃないかなと思います。
一方で、組織に合っていても、社員一人一人にマッチしているわけではないということもわかりました(それはそう)
コーポレートエンジニアのたのしさ
すべての工程を自分の裁量でできる
自分が会社を良くしていることを実感する
ユーザーがすぐ近くにいる=社員から直接フィードバックがもらえる/直接感謝される
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結論⇒コーポレートエンジニアは良いぞ!
ありがとうございました!
▼動画はこちらでご覧になれます
▼今回の登壇資料はこちらでご覧になれます
さらに!
Qiita編集部でもダイジェスト版を作ってくださいました(^^)
ご視聴いただいたみなさん、関係者のみなさん、ゆめみを応援してくれるみなさん、このたびはありがとうございました~(^^)
感謝!ギュン謝!