法定雇用率、なぜ引き上げられた?
法定雇用率とは、企業が一定の割合で障がい者を雇用することを義務付ける制度です。
この制度は、障がい者の社会参加を促進し、誰もが希望や能力に応じて職業を通じた社会参加ができる「共生社会」を実現するために設けられています。
近年、この法定雇用率が引き上げられましたが、その背景には何があるのでしょうか?
今の雇用状況は?
まず、令和5年の障害者雇用状況について確認してみましょう。
民間企業:雇用障害者数は64万2,178.0人で、対前年比4.6%増加。実雇用率は2.33%で